いやぁ、夏ですね。暑いですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
2023年も半分終わり、後半の1ヶ月もなんやかんやですぐ終わってしまいそうです。
4月の公演以降、ナレーションのお仕事を頂く機会が多く、また一般公開されないものが多くありなかなかご報告できる内容が無かったので、ブログもすっかり止まってしまいました💦
春先以降、月川の中では色々な断捨離と新たなスタートがたくさんありました。
大阪の劇団から離れ、思いを新たに東京でお仕事を探す中、新たに日舞と殺陣と芝居の稽古をつけて頂く環境に身を置くなど、新たな人達との出会いにも恵まれました。
新しい環境や重なる仕事に忙殺される中、ふと8年来の友人たちとご飯を食べた時、高校生の頃の自分に戻った気がして、ここ最近夏バテの不調と焦りに囚われ、生命を削るように生き急いでいたような気がしました。これでは本末転倒ですね…。
生き急ぐことが悪いと言うより、空回りする気遣いや仕事への焦りから混乱状態を引き起こして、だんだん処理能力が下がっていくのが通例になってきていたように思います。ここいらで自己分析を挟んでおく頃合いなのかもしれません。
強すぎる向上心や、失敗して嫌われることへの恐怖故に、常に正解を選び取らないと捨てられると思いながら生活するのはほとほと精神力を削ってしまいます。
失敗=仕事を失うというのはもちろんこの世界でも起こり得ることではありますが、”それだけ”に囚われると、周りの人から差し伸べられる手を無視してしまったり、心が固くなっていくことに気が付けなくなりそうだと感じます。まさに100or0思考と言うやつです。
そもそも「失敗が怖い」時点で、自分には失うものや余分なプライドがまだ手の中にある訳で、本当に挫折とかを経験して「何も無い」状態になったことがある人ほど、これが固定観念であることに気が付くケースが多いのかなぁとも。
とはいえ「失敗上等!嫌われてもいい!」なんて急に思うことは出来なくとも、『周りの人が自分に対して失敗して当たり前、と育てようとしてくれる環境があることを認識すること』からまずは始めようと思います。
人生や人間関係においての正解とは、結局あと何年もしないと今が正しかったのかは分からないだろうし、なんなら正解なんてものもなく、死ぬまでどう生きるかは悩み続けることではありますが、周りのレベルの高さに怖気付きながらも、今はできることをひとつずつ増やしていきたいです。
現場ではなく「普段の稽古」だからこそ、『失敗して学んでいくことが許される場がある』有り難さ、またたとえ失敗しても見捨てずに導いてくれる指導者や先輩たちがいる有り難さを噛み締めて、昨日より今日、今日より明日を目指していきたいと思います。
今回の『』で囲った文章は悩んでいる時に聞いた事の受け売りですが、こういう視点からの言葉って、なかなか口に出して伝えてもらえることじゃないと思います。
改めて、月川を導いてくださる方々に感謝を。
本当に月川ですら日々暑さでバテて食欲が失せつつあるので、皆さんも水分と塩分と栄養をしっかり取って、この夏も楽しく元気にお過ごしくださいませ!
それでは今日はこの辺で!