剣祭-TsurugiMatsuri-無事終了!

Pleasanton Veterans Memorial Hallにて

3/16~3/21にアメリカはカリフォルニア州、プレザントンで行われた『剣祭-TsurugiMatsuri- 鬼の子守唄』、無事に同時開催の忍者教室と併せて終了しました!

たくさんの現地でのご観劇またはご参加、そして日本からの応援、本当にありがとうございました!

「忍者です!」としか言わない農民姿の男

少し月川個人の振り返りをしたいと思います。

今回、初めての海外での仕事、そして初めての主催という立場になかなか苦戦してしまい、プライベートでは出発直前に父親が交通事故で重傷を負い、警察との対応をするなど、当初の勢いを大きく私が失ってしまった時期もありました…

主催とは、やはり同じ座組の皆を引っ張っていく立場であるはずが、弱音を吐いたりと全ての歯車が1つずつズレていくような、そんな気持ちに囚われていた日々もあり、主催というより人としても未熟さを改めて大きく自覚した瞬間も多々ありました。

よく【辛かったら周りを頼り、弱音を吐いてもいいんだよ】というのは仕事のプレッシャーの乗り越え方として有用な方法であると、書籍やネットの記事、そして周りからも言って頂けることは多くあります。

しかしながら、主催という立場ではその考え方で果たしていいのだろうか?という気づきであったり、仕事としてチームを引っ張る立場故の孤独や矢面に立つことを理解した上で行動を選択できるか?と言ったような、プロフェッショナルとしての覚悟を色々再認識した日々でした。

もちろん、稽古場やプレザントンでは本当に全員が毎日笑顔の絶えることなく、ホストファミリーの皆様やさくら学園の皆様に大きく支えて頂き、のびのびと日々の稽古や忍者教室、そして本公演『鬼の子守唄』と順調に終えることが出来ました。

私の未熟さを理解し励まして頂き、時にはアドバイスを頂き、主催として、人としても大きく成長することが出来ました。

役者としても、もちろん主催と兼任することの頭でわかっていた部分とは違う実際の慌ただしさに呑まれ、メンバーの皆様にもたくさんのアドバイスとサポートを頂きました。

こんなへっぽこ主催でも、最後まで諦めず着いてきてくださったメンバーの皆様や、機会をくださったさくら学園の皆様、ホストファミリーの皆様、SNS等で応援してくださった皆様、現地で足をお運びくださった皆様に感謝を超えた気持ちでいっぱいです。

英語で行った、公演のきっかけとなった私の半生をスピーチした時、暖かい拍手を頂けて、正直本番前に泣きそうでした。

私の英語スキルを褒めてくださり、あまつさえ声や公演自体を、そしてメンバーのことを”Wonderful!!!”と興奮に満ちた表情で声をかけてくださったお客様、現地の違う文化でありながら拍手や歓声、チップを下さるお客様、日本の文化が好きで興味を持って積極的に参加してくださる子供たちやその親御様。

国の壁を、言語の壁を超えて作品を届けることが出来て本当に良かったです。

あの辛く苦しい10代の頃の体験を受け入れて励ましてくださり、共感し、応援の言葉を直接お客様からいただけたこの機会を、私は一生忘れることは無いと思います。

帰国前日の夜

脚本/演出/全体構成/殺陣師/振付師/画像・映像編集/出演と余りにもたくさんの業務の中、稽古後にご飯を食べながら過去の経験や人生の先輩として様々な話をしてくださったり、月川が初めての棒術だったこともあり、技術面での大幅な遅れを取り戻させようと時間を極限まで割いて教えてくださったり、あえて厳しくも最後まで見限らず、見放さず、近くで見守ってくださった柳さん

主役ながら、擦り減って消耗していた時も、傍で話を聞いてくださり、色々な角度からの視点を教えてくださったり、稽古場で私1人では届かない部分への細かな気遣いや稽古場の掃除など、細やかなバックアップをしてくださったり、弱さゆえの甘えを正面から正しつつもずっと月川が取りこぼした業務を拾い続けてくださった彩野さん

忍者教室の知識やノウハウ、ショーで使用する武器の提供や教える内容の正誤チェックをしながらも、様々なアイディアで現場をアシストしてくださり、アクションや殺陣の技術面でも教えていただいたり代替案を絶えることなく出し続けて頂き、どんどんパフォーマンスを大きく派手に作り上げてくださったキノシタさん

チーム最年長の圧倒的知識と人間的余裕、人生観や役者としての技術的知見でチームのパフォーマンスの底上げをずっとしてくださり、時には呑みながら話を聞いてアドバイスをしてくださり、そして何よりメンバーの笑顔が絶えなかった何よりの要因であり、全体の雰囲気を常に良き方へとアップデートしてくださった瓜竜さん

ファンベールや棒と、月川が初めて使うものに対してもずっと根気よく時間を割いて教えて下さり、講師の方とも連絡を取り、座組のパフォーマンスについて常に気を配り、私に足りない箇所をたくさん補って頂き、諦めることなく面倒を見て頂き、何より権左と右近ペアで1番近くでお芝居を作り上げてくださった叶巴美さん

キノシタさん作

本当に感謝してもしきれません。

改めて、公演にご参加下さりありがとうございました!

次ご一緒する時は、さらに一皮むけて成長した月川となって居られるよう頑張ります!

終わっちゃったな〜、終わった実感ないなぁ〜

なんて言う暇もなく次のお仕事が始まります。

皆様の更なるご縁へと繋がる旅になっていたら嬉しいです。

改めまして、応援、ご観劇ありがとうございました!

サンフランシスコ名物、ゴールデンゲートブリッジにて

それでは今日はこの辺で!

移動中爆睡するみんなを撮る2人

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